さて、皆さんは“かきつばた”という花をご存知ですか？名前は聞いたことがあるけど、実際お目にかかれることの少ないこの花は、 古くから親しまれてきました。今回は、このかきつばたを焦点に特集を組みたいと思います！

カキツバタ・・・漢字で“杜若”と書きます。よくアヤメやショウブと混同されますが、それらと生育地や斑紋などで見分けが出来ます。

図：アヤメ科の生息地及び斑紋の違い

カキツバタはシベリアから東アジア一帯の湿地帯に広く分布していますが、日本では開発が進んで、その自生地はわずかです。 特にまとまった群落を作っているものは全国にも10ヶ所ぐらいしかなく、そのうち愛知、鳥取、京都にあるものは国の天然記念物に指定されています。 特に最大の群落を持つ愛知県では、県花に指定されています。

図：日本のカキツバタ分布図

愛知県刈谷市：日本最大のカキツバタ群落、小堤西池

鳥取県鳥取市：唐川湿原はこんな所！

京都市：大田の沢のカキツバタ

愛知県知立市：三河八橋にある無量寿寺のカキツバタ